スタッフ紹介

Staff

I.M

入社のきっかけ

前職では、法人向けの送迎ドライバーをしていました。新型コロナの影響で需要が減少し、転職を考えることになりました。その際、業務の安定性や社会情勢を考慮し、エネルギー業界に注目しました。工業関連の仕事が未経験だったので、厳しいのではないかと不安を感じていましたが、東工業の面接でその不安を相談したところ、担当者が親身に対応してくれました。

面接では、未経験である私に配慮して、仕事内容をわかりやすく、丁寧に説明してくれたことが印象的でした。転職活動では複数の面接を受けましたが、最終的には東工業が明るく親しみやすい社風であると感じて、選びました。

入社した当初の役割と現在の役割

入社から8か月間は風力発電施設の保守業務に従事しました。研修で高所作業の安全管理や風力機器について学んだ後、風力発電施設の保守作業に携わりました。風力発電施設の業務では、ナセル内での作業や、ブレードのつけ根にある大きなベアリング内の部品交換などを担当しました。ブレードやハブ、タワーのメンテナンスの経験もあります。現場では状況対処も必要なので、分からないことはすぐに先輩社員や協力会社のスタッフに相談しながら対処しました。

現在は原子力発電所関連の試験員および指導員として納品された機器や計装品の作動確認試験を行い、健全性を確認しています。専門用語の習得には苦労しましたが、私たちが日常で使用する電力の生成プロセスや、電気がどのように生活者に供給されるのかを理解しようというモチベーションで学習が進んでいます。

仕事のやりがい

試験員の仕事は、設計図書や仕様書を読み込み、手順に従って実行していきます。機器が期待通りに動作した瞬間は、安堵とともに充実感を味わえます。また、大規模施設工事の試験に参加し、各自の役割をリレーのように連携して果たすことができた時には、その一端を担えたことに高揚感を覚えます。

職場では、私よりも先に現場経験を積んできた若い社員たちが日々成長しています。彼らは若いながらも知識や技術をたくさん身につけているので、そのすごさを感じています。自らも刺激を受けながら成長し、そこに加わっていきたいと思っています。優秀な技術者たちがいるこの環境に身を置くことで、前向きな気持ちが一層強まっています。

難しいところ

原子力発電所にも多種多様な機器があり、かつ試験内容も都度異なります。そのため、設計図書をプロジェクトごとに理解し、自分の中で整理して手順を起こすことが難しい部分であり、挑戦でもあります。

また、お客様や他グループ、協力会社の方など、多くの方々と連携することが求められるため、自分の意思を誰にでも分かりやすく伝えることが大切なのですが、これがとても難しいと感じます。自身の経験範囲内では情報を伝えたつもりでいても、ベテランの方々にとっては不足していることもあるため、伝達内容の正確性を重視しています。情報が正しく伝わらなければ、重大なミスにつながる可能性もあるため、相手に内容が理解されたかどうかをとても大切にしています。

成長できたこと

コミュニケーションのアプローチが変わりました。業務を遂行するためには、他者と業務を調整し、折り合いをつけていくことが大切なので、特に2つのことを心がけています。まずは、自分の意見と他人の意見が食い違わないようにすること、そして、質問をするときも、頭に浮かんだことをすぐ言葉にするのではなく、疑問点を明確に整理してから質問することです。これは今もなお、成長の過程にあると感じています。

これから、私が望む成長の理想像は、機器について深い理解を持ち、協働関係にある工事グループから品質保証の信頼を得られる試験員になることです。

印象的なエピソード

東工業は、業務はもちろんのこと、社員へのフォローにおいても非常に手厚いと感じています。全国各地の現場に赴くことが多い仕事ですが、東工業では「最近、どうですか？」と小まめに連絡をくれて、心配りが行き届いていると感じます。このようなフォローや気遣いは、まるで実家に戻ったようなホッと一息つける瞬間だと感じますね。

電話を終える際にも「何かあったらすぐ電話してくださいね」「何もなくても連絡くださいね」と言ってくれるので、安心して相談できる環境が整えられていることに感謝しています。