スタッフ紹介

Staff

R.N

入社のきっかけ

前職は、製造業の工場で仕事をしていました。新型コロナの流行により仕事の需要が減少したことがきっかけで将来に不安に感じ、新たな職を探していたところ東工業に出会いました。

面接の際に、詳しく仕事内容の説明を受け、エネルギー関連のお仕事は、人手が必要で仕事が減少する可能性は極めて低いことを理解しました。風車は、普通に暮らしていたら見に行く機会は少ないけれど、誰もが知っているもの。でも、風力発電の保守の仕事は、一般の方にはできない特別な仕事であり、その魅力に惹かれました。

入社前から見通していたわけではありませんが、実際に働いてみると、専門技術者としてスキルが磨き続けられる職業であり、結果として、良い方向に進めていると感じています。

入社した当初の役割と現在の役割

入社して1か月は、茨城事務所で研修をしました。作業報告書を作成するためのPC基本操作や風力発電施設の現場における安全管理を学びました。

その後、初めての実務現場としてブレード補修の業務を担当しました。ブレードの補修作業は、先輩の手を見ていると簡単そうに見えましたが、実際に手を動かしてみると難しいことが分かりました。先輩から「こうした方がいいよ」「その工法でいいよ」と小まめな指示があったため、一つずつ課題を克服していくことができました。

ブレード補修作業の期間が終了すると、風車ナセル内機器の交換・補修・点検業務に取り組みました。現場では予期せぬ事象が発生する事もありましたが、経験豊富な先輩から都度フォローしていただき、乗り越えることができました。

現在は、風力発電設備における作業の責任者を任されております。風力発電の仕事は多種多様なパーツへの対応が必要となるため、技術者同士が経験を補完し合い、連携できるフォロー体制を整えています。

また、最近は原子力関連の仕事に携わる機会も増え、専門用語を覚える事に苦労していますが、周囲からのサポートを受けながら着実に業務を進めています。

仕事のやりがい

最初は先輩と一緒に作業をしていたのですが、将来的には作業責任者として作業を遂行できるようになりたいという気持ちが芽生えてきた頃に、風車ナセル内機器の交換作業に挑戦しました。初めは不安もありましたが、共同作業を行ったパートナー会社様ともうまく連携し、無事に完遂できたときは大きな達成感を感じました。この経験から自信を持つことができたように感じています。

振り返ると、現場一つひとつが印象に残っています。これらを乗り越える経験がやりがいにつながっています。作業スケジュールが長期に渡るものや、作業後に風車が無事に運転したとき、予期せぬ事象への対応など、数々の現場をたくさん積み重ねてきました。現在は、作業責任者として工程管理、安全管理、作業管理などの責務を任されています。責任ある役割になって初めて見えてくる部分もあり、苦労もしておりますが日々新たな経験を積んでいると感じています。

難しいところ

作業現場において安全管理の基本を厳守することが不可欠です。特に、先輩方の安全管理の徹底ぶりには尊敬しています。現場全体に対する視点が広く、深い理解を持っているのだと感じます。

例えば、現場に大きな開口部があるとします。足を取られると大怪我につながる危険箇所です。それは、誰が見ても危険であることが明白ですが、しつこいくらいに「ここには注意が必要だから気をつけてね」と声をかけてくれるのです。これは、現場作業に集中するあまり、危険を忘れてしまう傾向があることを考慮した声かけなのです。些細なことでも徹底することの大切さを示しています。どんなに多忙でも現場全体の安全を守るため、冷静に状況を把握する目を養っていくことは一朝一夕では難しいことですが、早く追いつけるように努力しています。

成長できたこと

社の関係者や会社の上司、同僚など、多くの人々との交流が増えたことで、相手の感情に思いやりを持ち、ともに気持ちよく仕事を進めることを考えるようになりました。コミュニケーションがスムーズにできるようになり、報連相も大切にしています。信頼と信用を築くために、重要な情報を正しく伝達できるよう日々努力しています。

人によっては、仕事が上手く進まないとイライラするでしょうし、時には諦めたくなる瞬間もあるかもしれません。でも、私たちはチームで協力して仕事を進めています。困っていることがあれば話を聞き、チームの雰囲気があまり良くない時には自身のキャラクターを活かして改善するように努め、常日頃から良い雰囲気づくりを心がけています。

技術的な部分もさることながら、こういったマインドになれたことが、東工業に入社して成長できたことです。

印象的なエピソード

お客様から突発的な業務のご依頼があり、私はその現地に急行し、初めての事象に大変驚きました。お客様側からも難しいかもしれないという状況が伝えられていました。しかし、試行錯誤しながら懸命に業務にあたり、最終的には無事に作業完遂することができました。その際に、お客様や関係者から「良かった！」「ありがとう！」との言葉をいただき、とても嬉しかったです。

この難局をやり遂げ、お客様から感謝の言葉をいただけたことが、非常に印象深い経験となりました。