平成23年3月11日に発生した東日本大震災及び福島第一原子力発電所の事故により町が帰還困難区域に指定されました。
思うように出入りが出来ずに不自由な状況でありましたが、13年と9ヶ月の時間経過と共に帰還困難区域の解除、旧本社社屋の取り壊しを経て、福島県、富岡町の関係者の方々のご指導の下にこの度新しく本社社屋を建築し竣工の運びとなりました。

ふり返れば当時の大混乱の中で8日間避難生活をし、9日目には茨城県日立市に仮事務所と住居を求め東奔西走した事が思い出されます。
当時は人の出入りが多くありましたが現在は同じ価値観を共有する“同志”が将来に向けて日々精進しています。
この度の本社新社屋建設にあたっても積極的に関連書類の作成並びに福島県、富岡町のご担当の方々に対する事前相談を重ねて新社屋の建設に踏み切ることができたのです。
人間の真価は未曾有の災害のなかでしっかり分かる事が改めて痛感できました。

今後とも社員一同、社会貢献を第一に掲げて日々精進してまいります。

代表取締役 野田朋弘